タイ自分史リターンズ

【自分史第1話】会社を辞め、タイへ  

2018年4月8日

~これはタイに恋い焦がれ、そしてタイへ溺れて行った一人の青年の物語です~

 

2012年春のこと

僕は地元の大学を卒業した後、これまた地元の会社に就職しました。

ちなみに僕の地元は北海道のとある田舎街にあります。

社会人生活は、自分にとって本当に苦難の連続でした。

直近の上司とは全く馬が合わず、しかも入社2日目にピンク色の派手なワイシャツを着て出社したことが仇となり、若い女性社員からもそのセンスを疑われ、早々にそっぽを向かれる始末。

結局、その後一年ぐらい辛坊したのですが、やはり職場の人間関係に嫌気が差し、急遽会社を辞めることとなってしまったのです。

そして数日間、僕はひたすら一人暮らしの家に引きこもっていたのですが、どうにもこうにも新しい就職先を探す気にもなれずに悶々としていたところ、どこか旅にでも出たいなあという思いが急に頭の隅を過ったのです。

そして、旅の行く先を試しに考えてみた時に、一等最初に頭に浮かんだのが、まさにタイ及び東南アジアの国々だったのでした。

 

大した理由は特にありませんでした。

僕には大学時代に数回、バックパッカーもどきみたいなことをしながらタイを中心に旅行をした経験があったのですが、その頃の感動を再び味わいたいというような思いが、当時の自分の心を強く突き動かしたんだと思います。

何より、仕事を辞めてすぐで、あまり元気も無かったため、全く知らない国を一から冒険しようという程、ギラギラしたバイタリティーも備わっていなかったのです。

 

それともう一つの決め手として、やはり費用面の問題がありました。

旅行に必要な予算が「アメリカ大陸やアフリカ大陸に行く!」ってよりはだいぶ安く済むということも大きかったのです。

当時は1カ月~2か月の旅をした後、日本でまた働こうと思っていたので、あまりお金をかけるつもりは毛頭ありませんでした。

あとは海外を選んだ理由ですが 、やはり自分はどうしても外国に行きたかったのです。

というか、日本から、はたまた自分の地元から、早く逃げ出したかったんですよ。

大学を出て、それなりに親からも期待された社会人生活を僅か一年足らずでドロップアウトしてしまった自分にとって、地元での居場所などすでに皆無でした。

何より、同級生の連中に会社を辞めたなんてことが知れ渡ったら、それこそ即ダメ人間の烙印を押されて爪弾きにあうことは目に見えていましたから、とにかく地元から自分の存在を早く消し去りたかったのです。

ついでに言うと、季節的要因もありました。

僕がタイ行きを思い立ったのは、ちょうど2月のことで、僕の地元は一番寒さの厳しい時期でした。

南国に行って、心も体もリフレッシュして、穏やかな気持ちを取り戻してから日本で就職活動をしたいという、少々甘ったれた考えを持っていたことは否めません。

というか、なぜか当時の自分には、社会人としての空白期間があっても、それなりのところには再就職できるだろうという根拠のない自信があったのです。

実を言うと、僕には高校を中退した後、3度ほど職を転々としてから高認試験(大検)を取り、その後大学に合格したという経緯があったのですが、多分そうした生き方がある意味で自分自身の持つ能力への過信へと繋がってしまったことにより、「それまでが何とかなってきたのだから、タイから帰ったあとも取りあえず就職ぐらいは大丈夫だろう。」というような心理が自然と働くきっかけを作ってしまったのかもしれません。

いあ、間違いなくそんな心境だったのだと思います。

 

まあとにかく、そんなこんなで急遽タイ行きを決めた僕は、

住んでいたアパートなども引き払い、

切れていたパスポートも新しく取り直し、

いざタイへ出発することとしたのです。

ちなみに親からは、退職を報告してからと言うものすっかり呆れられてしまい、タイに旅行へ行くと言った際にも何も言われることはありませんでした。

「自分はなんて親不孝でダメな人間なんだ」と、さすがにそう自覚したことは言うまでもありませんが、そうした理性とは裏腹に、僕はいざ日本脱出を決行したわけなのです。

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survive30's

シパタイ

このサイトは、2014年9月~2016年9月までのおよそ2年間に渡って、わたくし、シパタイが運営しておりました『タイで起業や就職をするも失敗続きな男のブログ』の続編ブログです。ちなみに、過去の自分史については多少加筆修正し、『自分史リターンズ』として再編集の上、当ブログにて掲載中です。それではみなさん、どうぞよろしくお願いいたします。

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