タイ自分史リターンズ

【自分史第9話】ゴーゴー嬢が勤め先のママさんと絶対に敵対してはいけない理由 

2018年4月8日

以下の記事は、2013年2月頃の回想録です。

 

メイが帰省先から帰ってきて、さっそく仕事へと復帰。

けれども、僕とママさんのパタヤ旅行のことを帰省先から帰ってくるまで全く知らなかったメイは、正直かなりご立腹の様子でした。

しかもママさんの言いなりで、僕はホテルまで変えていたので、尚更でしたね。

一方、ママさんはママさんで、僕に散々拒否られたことによって、逆にメイを逆恨みしてやろうというような気配・・・。

こうなると、メイとママさんがお店の中でお互いに対抗意識を持つようになるのは必至なわけで・・・ 。

両者の関係は急激に冷え込んでいきました。

実際、ママさんからは既に目に見える形での嫌がらせも始まっていたんです。

具体的には、遅刻の際の罰金を通常の倍額請求するだとか、メイのお客さんにわざと、彼女は整形モンスターだと事前に吹き込むだとか(整形だったのは事実ですが・・・)、ドリンクバックを渡さないであるとか。

まあ、とにかく仕事に支障の出るようなちょっかいを巧みに繰り出してくるようになったわけです。

とにかくもう、パタヤから帰ったあとのママさんは、事あるごとに彼女を目のカタキにしていましたね。

彼女も彼女で、もうママさんには一切関わりたくないと、周りのゴーゴー嬢に宣言をしていましたし。

女の本気バトルがまさに、始まろうとしていたのです。

 

パタヤ旅行へ行ってしまったことにより、ここまで状況が変わってしまうとは・・・。

やめとけばよかったと思うも、後悔先に立たず。

 

ただ、やはり2人の争いは、明らかにゴーゴー嬢であるメイが不利でしたね。

ゴーゴーバーのママさんと一介のゴーゴー嬢がやりあったところで、所詮行く先は見えているのです。

 

では、ゴーゴー嬢がママさんに歯向かうことが出来ないのはなぜなのか?

その理由は、僕とメイが聞き知った、ちょっと怖い話に因るものだったのですが、それを話す前に少しだけゴーゴーバーの組織論について書いておこうと思います。

 

まず、彼女の働くゴーゴーバーには、4人の雇われママさんが居たのですが、これらの雇われママさん達はそれぞれ店舗内で独自のグループを形成しています。

雇われママさんの形成するグループの主な要員はデックサーブ、ゴーゴー嬢、セキュリティースタッフなどですね。

特に、デックサーブと呼ばれるサービス係りは、最もトップのママさんに忠誠を誓っている家来達であり、ゴーゴー嬢達よりもママさんとの信頼関係が厚いことがほとんどです。

その証拠に、ママさんの右腕となるのは大概デックサーブの女の子ですし、ボスであるママさんもデックサーブの子達には、いざとなったら味方についてもらえるよう、いつも現金で彼女らを手なずけています。

この流れで、例えばバカラのゴーゴー嬢もお店に就職すると、4人の雇われママさんの内の誰かの庇護を受けながら仕事をすることになるのですが、どのママさんの下に属すかは、女の子とママさんのフィーリングとか出身地に因るところが大きいです。

ただ、ママさんからしてみたら、ゴーゴー嬢から収められるお金は貴重な収入源になるので、新しいゴーゴー嬢がお店に入ってきたりすると、デックサーブなどを使って、ごり押しの勧誘を行うこともしばしばですが。

まあもちろん、複数のママさんのグループに片足ずつ浸かっているようなゴーゴー嬢も居るのですがね・・・ 。

で、例えば今回の一件のように、ゴーゴー嬢とママさんがトラブルを起こしてしまった場合にどうなるのかというと・・・。

 

今から書くのは、僕がパタヤへ一緒に行ったチュリーママが過去に自分の店でゴーゴー嬢と喧嘩した際の実際の出来事なのですが・・・。

事の発端は、ママさんが自分の配下のゴーゴー嬢の客を気に入ってしまい、その客を横取りしようとしたことによるものだったようです。

もちろん、当のゴーゴー嬢は、その事実を知り、ブチ切れ!

店内にて、その女の子はママさんと取っ組み合いになります。

(もしかしたら、女の子にとって、その客はただの客ではなかったのかもしれませんね。)

すると、すぐにママさん配下のデックサーブが、ママさん側に加勢!

ママさんと取っ組み合いをしていた嬢は、ママさんと同じグループに属するゴーゴー嬢だったにもかかわらず、同グループ内の人間は誰も嬢の側へ味方に付こうとはしませんでした。
(まあ、ゴーゴー嬢側についたりしたら、そのあとお店で働くことなんて不可能ですからね・・・。)

この際、ママさん側近のデックサーブたちは、相当なダメージを嬢に加えたらしいです。

数分後、デックサーブ達にコテンパンにやっつけられた女の子は店舗内でダウン。

すると、ママさん配下のセキュリティースタッフである(黒服)タイ人男たちが、その女の子を担いで消えて行ったそうです。

言わずもがな、そのゴーゴー嬢は2度とお店に顔を出すことはなかったとのこと。

噂ではその女の子、店から担ぎ出された後も、かなり痛い目に遭わされたとか・・・。

とにかく、このママさんとまともに遣りあうと、どうなるかという前例が、既に存在していたということなんですね。

まさか、自分がこれまで数日間一緒に過ごしてきたママさんが、ここまで冷酷且つ、権力を持った人間だったとは・・・ 。

しかも、事件の原因が、僕の彼女の場合と酷似しているではありませんか・・・ 。

このままママさんとメイの関係が悪化すると、いつかとんでもない事に発展するかもしれない。

そう考えた僕は、一つの結論に達します。

それは、もうお店には行かないってことです。

お店へ遊びに行かないことにより、ママさんに僕の存在を忘れてもらう事が出来れば、ママさんのメイに対する態度も軟化するのではとの判断からでした。

正直言って、当時僕は、バンコクのゴーゴーバーの中で、メイの働くゴーゴーバーしかまともに知らなかったんです。

だから、そのお店に遊びに行けなくなるってことは、内心凄くつらかったんです。

けれども、当時は愛する彼女が仕事を失わないためにも、我慢をしよう!ってことにして、この決断に踏み切ったのでした。

何より、メイの身の安全が心配でしたからね。

こうして、メイの勤務先ゴーゴーバーとの決別を図った自分でありましたが・・・。

バカラに行けなくなってしまうと、やはり夜は暇なもので・・・。

やることのなくなった自分は、何か他にやることを探さざるを得ない状況に陥ってしまったのでした。

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survive30's

シパタイ

このサイトは、2014年9月~2016年9月までのおよそ2年間に渡って、わたくし、シパタイが運営しておりました『タイで起業や就職をするも失敗続きな男のブログ』の続編ブログです。ちなみに、過去の自分史については多少加筆修正し、『自分史リターンズ』として再編集の上、当ブログにて掲載中です。それではみなさん、どうぞよろしくお願いいたします。

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